イラレで描いた定規

透視図法と数学

透視図法は数学的根拠を持つ図法であり、その根底には透視図の定義がありますが、 より数学的に表現すれば以下のようになります。

空間上の点AがPP上の点A'に投影されるとき、A'はSPとAを通る直線と平面PPとの交点として得られる。

ここで点A'が消失点であるとき、対応する点Aは無限の彼方にあり、通常の点の概念ではこれを表現することができません。 そこで射影幾何学の登場です。射影幾何学では、無限遠点という概念を持ち込むことで、消失点に対応する点を数学的に扱うことを可能としています。

透視図の定義と無限遠点の導入


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