階段の描き方

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3点透視における階段の描き方

[Click] なぜ51°で平行?

スライドP11の補足です。階段の傾斜角51°と観測者の俯角35°を足しても、90°にはなりません。ところがこの条件で確かに傾斜線はPPと平行になります。 理由はこの側面図上において、観測者は斜め奥30°方向を見ているからです。このとき、俯角35°の見かけの角度は約39°になります。 よって51+39=90°となります。 (2点透視 - 階段の描き方のスライドP3を参照してください)


[Click] 傾斜角と俯角を一致させると?

上の作例では階段の傾斜角と観測者の俯角を共に35°に設定してあります。 2つの角度が同じか十分近い場合、観測者の視線は階段の傾斜に沿うことになります。 ここで平面図としての角度が画角よりも小さければ、階段の傾斜消失点は画面内に入ります。上例ではVP2方向が30°なため、傾斜消失点は60°視円錐の内側に入ります。(厳密に言うと、もう少し複雑な計算が必要ですが)

傾斜消失点は、階段の無限遠点に相当する点ですので、これを画面内に入れると、遠くまで伸びる長い階段を描写することができます。 逆にそのような表現を避けたいときは、先に示す条件に沿わない角度を設定してください。



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